マストドンを楽しんでいるとインターネットの歴史を振り返ってみたくなった

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現在インターネットは当たり前のようになっていますが、振り返ってみると一般家庭に普及するようになってまだ15年程度、技術の進歩の早さには驚くばかりです。多様なサービスが次々と産み出されると同時に、猛スピードで消滅したサービスもあったりと、世代交代の激しい世界でもあります。

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2017年は日本のインターネット界の大きな転換の年になるかも?

2017年4月13日、一人の学生によって新しいサービスが立ち上がりました。それはマストドンという個人でもサービスを立ち上げられる分散型SNS、ソーシャルネットワークサービスと言うよりもローカルネットワークサービスと呼んでも良さそうなサービスでした。しかし商用ベースではないことや、インスタンス(サーバー)同士が連携して、商用サービスにも負けないほどの大きなネットワークの構築も可能という、今までにない自由と柔軟性に魅力を感じ、速攻でアカウントを取得して住人となりました。

インターネットのコミュニティは現在に至るまで様々な進化を遂げてきました。そんな中で登場したマストドンは新しい中にも何か懐かしく感じる安心感があって、日本のインターネットの歴史において、ある時期のしかも時間を逆行しているような印象を持ちました。と言う事で、先週末はインターネットの古き良き時代について色々とソース集めをしていました。サービス単位でまとめているサイトはいくつかあったのですが、さすがに全体的なものはなく、自分自身の頭の中の整理も兼ねて進化系統図のようなものを作りたくなりました。

私はインターネットが普及する前のパソコン通信から利用しています。初めてのパソコンNEC-8801初期モデルを手にしたのが1982年頃、そして念願の16ビットマシンNEC-PC9801シリーズを手にしたのが1988年頃、基本ソフトはMS-DOSバージョン5.0、この2年後にWindows3.0が登場します。確かこのPC9801で初めてNIFTY-Serveに加入しパソコン通信を始めた記憶があります。ちなみにPC8801は一般電話を使ってデータ送受信を行う音響カプラという装置を使って、旭川の友人と「大戦略」や「三国志」というゲームのデータをやりとりして遊んでいました。

パソコン通信で主に楽しんでいたのはNIFTY-Serveのフォーラムという掲示板のようなサービス、と言うかこの頃のインターネットサービスは当時フォーラムと呼ばれていた電子掲示板が主体でした。その後サービスプロバイダーが次々と誕生し、インターネットが一般家庭にも普及しホームページサービスも始まりましたが、コミュニティ系サービスの主流は電子掲示板が基本、掲示板システムの進化がコミュニティの進化と言っても良いと思います。そして良くも悪くも日本最大の掲示板サービスとなった「2ちゃんねる」が日本のコミュニティ文化を作ったと言っても良いと思います。

2ちゃんねるが日本最大の掲示板として確立するまでに、様々な掲示板サービスやシステムの変遷がありました。インターネットの普及と足並みを揃えるように様々な掲示板システムが誕生しては消え、生き残った掲示板も分裂や統合を繰り返し、最終的に2ちゃんねるが日本の掲示板シェアを制することになります。これは個人的な主観になりますが、マストドンは2ちゃんねるがシェアを確立した頃の時代のしかも逆を行っているような印象があります。あちこちに分散していた小規模掲示板が徐々に大衆化し巨大化したのとは逆、大規模コミュニティから小規模コミュニティへの分散化が始まったように思います。

マストドンを懐かしく感じるのは、あの頃に似ているからなのかもしれません