マストドンから学ぶコミュニティ運営

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日本初のマストドンインスタンスが立ち上がって間もなく1か月がたち、日本国内のインスタンスは300を超ました。ユーザー数は20~40万人位と思われますが、登録できるアカウントに制限がないため、1人で複数登録が可能で正確な利用者数は不明です。私ですら4つのインスタンスにアカウント登録していますから、実際にはもっと少ないかもしれません。

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少しずつマストドンにおけるコミュニティの様子が見えてきました

最初の2週間はものすごい勢いでユーザー数が伸びましたが、5月に入ると少し落ち着いたようです。それでもサービス開始時の伸びはfacebookと同じようなペースです。しかしマストドンはfacebookのように急激にユーザー数は増えないと見ています。おそらくネットのコミュニティ慣れしていない人や、SNSの利用はROMが中心という人が気軽に参加しにくい雰囲気があるためです。

また、facebookやTwitterのような商用SNSではないため、主要メディア等に集客目的の広告がありません。ITリテラシーの低い人や存在すら知らない人は多いかもしれません。またユーザーインターフェースだけ比較してTwitterと何が違うのといったレベルで、コミュニティ作りに興味のない人も定着しないと思います。例えるならfacebookやTwitterは誰もが遠慮なく出入りできる公共施設であるのに対し、マストドンは個人宅のようなもので目的がなければ遠慮したくなります。

ユーザー数が増えにくいもうひとつの理由に、定員を設けているインスタンスがあり、すでに募集停止しているインスタンスも多数存在します。インスタンスの快適さは適度なユーザー数の範囲があるためです。今のところ1インスタンス1000人以内が快適と言われています。しかも多くのインスタンスは個人の自費で運営されている場合が多く、より積極的に参加する人にだけリソースを提供したいと思うのは当然で、ROMだけの人を歓迎したくないと考えから制限をかける管理者も居ると思います。

インスタンスでトゥートの伸びに差が出てきました。つまり活気を失いつつあるインスタンスが出ているということです。コミュニティの形として理想的なのは参加者全員が同じ温度差で共感していることですが、世の中には色んな価値観の人が存在しますので難しい問題です。そこでコミュニティ内の温度差を調整するファシリテーター的な存在が重要になってきます。必ずしも管理者がその役割をする必要はなく、参加者の中から自発的に役割を果たしてくれる人が居れば良いのです。

インスタンスの快適さや楽しめるコミュニティづくりは参加者しだいです。そういった意味でもマストドンは参加者のコミュニケーション力が試されると同時に磨きをかけるには大変良いツールでもあると思います。FacebookやTwitterの閉塞感に不満を感じていた人たちが伸び伸び楽しんでいるように思います。

全てのインスタンスを覗いているわけではありませんが、今のところfacebookやTwitterで起こっているような炎上話は聞きません。個人的な印象としてマストドンにはITリテラシーやコミュニケーションレベルの高いユーザー好みのSNSだと思います。インスタンスにもよりますが、少数精鋭で質の高いSNSになりやすいと言えるかもしれません。

マストドンはみんなで作るSNS、コミュニケーション力が試されます。