自殺者対策でネットを規制する日本、積極活用するフィンランド

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私はfacebookとTwitterを利用していますが、座間9遺体事件があってから書込み内容や使用する言葉や単語にはいっそう注意が必要になってきました。個人的にはできる限り自由な意見や思うまま感じたまま書込みできたほうが良いと思っています。とくにTwitterは限りなく自由であって欲しいと思います。

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規制には反対、臭いものに蓋するだけでは何の解決にもならない

今回の事件では容疑者と被害者がTwitterで接触していたことが明らかになっており、それを受けて再発防止策としてTwitter規制などを政府が検討しているようです。Twitter社も自主的にルールの一部追加を発表しています。

インターネット上のコミュニティが何らかの事件に利用されることは前々から発生しています。ひと昔前には出会い系サイトが性犯罪に利用されて社会問題化し、出会い系サイト規制法が制定されました。警察庁の発表では過去10年で検挙数は確実に上がっていますが、逆に言えば犯罪そのものは減っていないと言えるかもしれません。つまり、これらはインターネットやコミュニティの規制で解決する問題ではなく社会で解決すべきことだと思います。私はむしろインフラであるインターネットをもっと活用するべきだと思います。

若者がなぜSNSに生き辛さを吐き出すのか救いを求めるのかと言えば、行政や公的機関のホームページを見れば一目瞭然、SNSをと比較するまでもなく使いづらいですし、ほとんどの窓口が電話相談がメインで多くは平日の日中のみ、そもそも窓口や部署名が沢山並んでいて何処に掛ければ良いか分かりにくいです。もし行政関係者の方が御覧になっていたら「本当に困っている人の事を考えていますか?」と言いたいです。行政のホームページは思考力も落ちてしまっている辛さを抱えている人に絶望を突き付けているようなものです。

福祉先進国であるフィンランドではSNSを自殺を始めとした社会問題の早期発見と解決に積極利用しています。このSNSを監視しているのは医療福祉関係者やカウンセラー、生き辛い人や困りごとを抱えている人が辛い気持ちや思いを自由に書き込めるようになっており、書込みを見た担当者が直ちに返答しケアや必要な支援へ繋ぐという仕組みになっています。「いのちの電話」のSNS版とでも言えそうですが、大きく違うのは困りごとを受けた専門職から積極的にコンタクトをとり解決まで導くということ、アウトリーチ(手を差し伸べること)が徹底されている点です。

このフィンランド発のSNSもようやく日本語版ができました。「heimo日本版」 https://www.heimo.jp/ 。本家「heimo」は https://heimo.co/ です。ブラウザ翻訳してご覧になると日本とフィンランドの社会問題の違いがわかって面白いです。

日本の医療福祉関係者も受け身になっていないで積極的にアクションを起こして欲しいです。