フランスに続いてロシアも出生率の回復に成功

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先進国はどこも少子高齢化の問題を抱えていますが、その中でフランスがいち早く出生率の歯止めに成功しました。そして次はどの国がと思っていた私は予想すらしていなかったロシアが成し遂げた、それも急速な回復に成功しているそうです。

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大胆かつシンプルなのに効果抜群の「母親資本制度」

ではロシアがどのようにして出生率の回復に成功したのかというと「母親資本制度」の導入にあります。この制度を調べていると、すごく思い切った制度で色んな意味で日本では絶対実現は無理だと思うほど大胆な少子化対策だと思いました。とにかく大胆かつシンプルであると思いました。

一つ目の特徴は2人目の子供を産んだら補助金を支給されます。これは日本でも実施している市町村もありますが金額が桁違いです。年度によって多少変動しますが平均すると円換算で約100万円です。大騒ぎするほどの金額ではないと思うでしょうが、日本とロシアでは物価が大きく違います。ちなみにロシアの平均年収は約50万円、地方都市なら100万円で一軒家が余裕で買えるそうで日本なら1500万円前後に相当すると思います。単純に子供2人産むと地方都市の一軒家が貰えるようなものです。物価や生活コストが高い日本ではまったく無理でしょうね。

二つ目の特徴は制度名のとおり母親に支給されることです。夫婦でもシングルマザーでもまったく関係なく母親個人に支払われます。これが日本であれば個人ではなく世帯を対象とし、少しでも税金をムダにせず有効活用するという名目で、世帯収入だとか地方や都市部などの物価水準を考慮した支給額の調整とそのチェック無駄な時間と予算が使われます。ロシアでは2人目の子供を産んだ母親に一律支給収入も世帯もどこに住んでいても同じです。逆に言えば物価の安い地方で子育てするほどお得になります。つまり少子化対策と地方の過疎化を同時に解決しています。こんなシンプルで分かりやすい制度はどう考えても日本では無理でしょう。

一時金ではありますが個人に対して一律無条件に支給する仕組みはベーシックインカムの考え方に近いと思います。先日の衆院選でも各政党の公約の少子化対策を見ても期待できそうな政策はひとつもありませんでした。東京オリンピックが終わった後の日本は国力も経済も急降下しないか心配です。

今の日本は、周回遅れに気付かずトップ集団で走っていると勘違いしているランナーのように思えます。