希望の党の失速は組織運営が失敗しているから

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2017衆院選も後半に入りました。安倍首相の解散宣言直前に小池東京都知事が党首となって結党宣言した希望の党が話題を独占し、序盤の台風の目となりましたが予想外の展開、とにかく今回の衆院選は予想外、想定外の連続になっています。

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大きな仕事をするためには人を動かすことが何よりも大切

都議選で圧勝した都民ファーストの国政進出の噂も前々からありましたし、自民党を離党した若狭氏と民進党を離党した細野氏が新党結成の動きもありましたので新党立ち上げは「いよいよ来たか」と言ったところで注目を集めました。しかし今思うとボタンの掛け違えはすでに始まっていたように思います。

都民ファーストは東京都議選で高い支持を集めることに成功しましたが、全国規模の支持は未知数でした。そんなところに民進党の合流(と小池氏は言っていませんが)話があり、都民ファーストの人気と勢いに、民進党の規模と組織力に支持団体「連合」が加われば、自公政権と互角に戦える可能性があり増々注目を集めました。

9月28日に開かれた民進党両院議員総会では、前原代表から「民進党として公認しない」との発表があった時点で民進党全員が希望の党に合流&出馬となると思われ、これは間違いなく与野党互角の選挙になると誰もが思ったはずでしょう。しかし希望の党の公認にあたって無条件ではなかったようです。結果的に民進党からも希望の党からも公認を得られない議員が出てしました。公認発表の遅れ、小池党首の不出馬、ギリギリになって発表になった公約など、選挙戦に入ると希望の党と小池都知事はさらに信用を失ました。

表向きはこんな感じですが、私が疑問に感じるのは希望の党のキーパーソンの立場や役割がどうも良く見えないことです。党首が小池都知事なのはわかりますが、例えば公認作業を行っていた若狭氏、細野氏、他にも木内氏や松原氏などは党の中でどんな役割を担っているかはっきりしません。希望の党所属議員の中に政党組織の運営経験者が居ないように思います。つまり組織としてバラバラなのではないかと。

ひょっとしたら組織運営のノウハウは民進党と支援団体「連合」の組織力をアテにしていたのではないでしょうか、しかし思うように公認作業が進まず連合の協力も断られたことで迷走が始まったように思います。当初は若狭氏と細野氏が中心となって新党結成を探っていたようですが、解散が発表されと同時に小池氏が「リセットして希望の党を立ち上げます」と大々的に発表したのはおそらくほぼ小池氏の独断で決めたように思います。おそらくキーパーソンとなる議員たちと綿密に打ち合わせして決めたようには思えません

希望の党は小池都知事の「個人商店」であると、ある政治評論家が言っていましたが、まったくその通りで組織を動かす体制も人材も不在なのだと思います。どんなに優秀な人でも一人でできることには限界があります。人を使えない人、動かせない人、そんな人たちがいくら集まっても大きな仕事はできないと思います。

今度こそ「雨降って地固まる」となって貰いたいものです