パソコンを導入しても仕事が楽にならない理由(1)

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先日、ソーシャルワーカー&ソーシャルワークがしたい人の集まりに参加しました。第1回目の集まりということで、日ごろ感じている様々なもやもやについての話し合いが行われました。そこで出てきたもたくさんのやもやの中で、事務作業が多いという意見が少なからずありました。今回はそのことについて考えてみたいと思います。

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パソコンが増えると仕事も増えるという矛盾

現在は事務作業をパソコンで行う事は当たり前となっています。そのパソコンやシステムも高性能&低価格化が進み、一般家庭で使われているような家庭向けパソコンでさえ昔の大型計算機並かそれ以上の処理能力を持っています。パソコンが当たり前になる前は、当然ですが手書き&手計算によって行われていました。

そんな高価であった計算機に徐々に小型化&低価格が進み、1社に1台オフィスコンピューターが普及し、分散処理を可能にしたサーバー&ワークステーションが普及し、やがて1人1台のパソコンとネットワークが当たり前になっています。大幅な印刷時間短縮、カラー印刷、両面印刷などプリンターも高性能化と低価格化が進んでいます。データを記録するメモリも大容量化、高速アクセス、低価格化が進んでいます。ハードウェアだけではなく、ソフトウェアの進歩も目覚ましいものがあり、通信技術の発達とインフラ化によって遠隔地とのデータでやりとりも可能となり、物理的な理由で発生するコストや時間の削減も可能になってきました。

ひと昔前ならコンピューターの導入は投資能力や資金力のある一部の企業のものでした。現在は家電量販店やテレビショッピングで購入できる家庭向けパソコンと付属しているオフィス系ソフトだけでちょっとした業務が出来てしまいます。EXCELなどはマクロや付属するVBA(Visual Basic for Applications:マイクロソフト製のオフィスソフトで使えるプログラミング言語)を使えば定型的な業務などを自動化させることができ、使える人”が使えばちょっとした業務アプリケーション並の処理も可能です。

ハードウェアやソフトウェアの高性能化&低価格化を積極的に活用して業務の効率化を達成している企業がある一方で、仕事量は減らずむしろパソコンに向かう時間が増えて残業も増えた、作成したり管理する書類の量も増えたという企業もあります。変な話なのですがパソコンを増やした分だけ仕事も増えてしまうという現場も、私の現役時代に幾つか見てきました。私の経験から見た「システム化が失敗に終わる企業」には共通する特徴があるように思います。

システム化を機械化と同じレベルで実施することの危険性