高齢ホームレスを描いた漫画「傘寿まり子」第3巻/おざわゆき(ネタバレあり)

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高齢ホームレスを描いた漫画「傘寿まり子」第3巻を読み終わりました。先月の発売日をすっかり忘れていて慌てて手に入れました。第2巻は新しい小説を書くためにパートナーの運転する車で取材旅行に出かけますが、途中で車が逆走していることに気付くも正面に大型トラックが・・・というところで終わりました。

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高齢者自身が自立することに対する光と影

ストーリー的に主人公であるまり子さんが亡くなるとは思えませんでしたが、パートナーはひょっとするかなと思っていましたが、間一髪で衝突を避け車の側面を擦った程度の事故で済み二人とも何とか無事でした。しかし軽い事故とは言っても事故は事故、高齢者の運転は危険という話から高齢者だけで暮らすことはかえって危険を招くという話にまで発展します。

パートナーの家族が高齢者だけで暮らすことを強く問題視し、パートナーを強制的に引き取った上に二度と会う事を禁止され同棲生活は終わります。再び一人になったまり子さんは以前利用していたネットカフェ暮らしに戻り、本業の小説で会えなくなったパートナーに思いを届ける決心をします。

再びネットカフェに戻ったまり子さんは、たまたま店員が遊んでいたオンラインゲームに興味を持ちます。店員に少しずつ教えられながら徐々にネットゲームの世界に入り込み、やがてゲーム中で75歳のプレイヤーと出会い、実際に会うことになりました。

第3巻の後半は、まり子さんがゲームに夢中になってゆく場面がけっこう長く続き、ちょっと間延びした感じです。まあ第2巻の終わりから第3巻の始まりにかけて、大きなヤマがありましたからここで小休止といったところでしょうか。

まり子さんは、実際に出会った75歳ゲーマーの生活に触れ自分にはない斬新さを感じ、新しい小説の主人公のモデルにすることを思いつきます。75歳の勇者をもっと知りたいと思い行動に移すところで第3巻が終わります。この終わり方ははっきり言って何の手がかりらしいものがなく、この先はまったく想像できません。とりあえず第4巻の発売を楽しみにするしかないです。

「傘寿まり子」第4巻は2017年9月13日発売予定です。