名刺交換が禁止されている異業種交流会

シェアする

image

様々な業種の人が集まる場で談笑しながら名刺を交わす、異業種交流会では良くみかける光景です。あるコミュニティカフェに集う人たちのあいだで名刺交換は人脈づくりに効果を感じないという声が多かったため、試行錯誤の末に名刺交換を禁止した異業種交流会が開催されました。

名刺交換が禁止されている言っても公式な交流会の時間内だけ、交流会が終わったあとで気の合った人同士が連絡先や名刺交換は自由に行ってもよいというルールになっています。使用する名刺も自由、仕事の名刺でも個人的な名刺でもかまいません

私自信も何度か異業種交流会のような集まりに参加したことがありますが、名刺交換が人脈づくりに繋がったというイメージはないです。ただ一度だけ名刺を忘れて仕方なく「私はこんな人間です、こんなことができます」と言葉でアピールしたことがあります、というかこの方法しかないのですが、このときに知り合った何名かの人とは今でもお付き合いがあります。挨拶と短い言葉を交わしながら名刺交換した人はほとんどその場で終わってしまった印象があります。

名刺交換が禁止されている異業種交流会では、まず自身がもつ「技」とそのレベルを所定の用紙に書き出しますレベルは4段階あって、「A」は仕事レベル、「B」は仕事までいかないがそこそこのレベル、「C」は多少わかる、教えられるレベル、「D」は趣味程度となっています。

この用紙に記入した自分の「技」と交換したい「技」をもつ相手を選んでプレゼンをします。つまり「名刺の交換」ではなく「技の交換」をする仕組みになっています。「技」は例えば「簿記2級」のようなよくありがちなものではなく「1分間でおにぎり20個が握れる」といったような代えのきかない独自のモノほど面白いと思います。

この異業種交流会に参加した人の多くが、自分のスキル(技)を明確化する事の重要性と意義を感じた、自分のスキルの中で何が必要とされているかがわかった、相手の事を短時間で理解することができたという声が多く、満足度は90%を超えていえるのだそうです。

お互いの相互理解が得られた後で連絡先や名刺の交換を行うという流れです。名刺交換しただけで人脈ができたと考えるのは違うと思います。何かあるごとに「○○の△△さんは知り合いなんだ、□□さんとは先月合ったよ」と知り合いの多さ(集めた名刺の数?)をアピールする人って、自分自身は何ができるとか具体的な話はしないように思います。と言うか何かお願いしたくなるような「スキル」や「技」がない事を、人脈(と自分では思っている数)で粉飾しているようにも見えます。

ある税理士の方から、国家資格はその仕事をしても良いと認められただけで仕事ができる人とは限らない、「資格をもっている人=仕事が出来る人」と思わないようにとアドバイスを頂きました。まったく同感です。

この異業種交流会は、まさに「肩書ではなく、人となりを見ようよ」というイベントです。名刺は持っていても「技」を持っていない人には敷居が高いかも?、でもあまり役に立たない人を先に選別できて良いかもしれませんね(苦笑)。

参加者それぞれが自分の「技」をプレゼンする活気に満ちた雰囲気が伝わってきます。少人数で良いので私もいつか開催してみたいです。

人脈づくりは肩書ではなく中身で判断しましょう