クラウドファンディングのリターンはけっこう負担が大きいと思う

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クラウドファンディングは、誰もが気軽に資金調達できるサービスとして当たり前になりつつあります。資金提供を受けたお礼としてリターンの設定が一般的です。目的とする事業によってリターンは様々ですが、はっきり言って負担が重いのではと心配になるものもあります。

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クラウドファンディングはリターンの設定が難しいと思う

例えば飲食店の開業資金としてクラウドファンディングを利用し、例えば1口3000円の投資に対しコーヒー1杯をリターンするとします。サービスに相当する人件費とコーヒー1杯の原価をあわせたリターンを100円と見積もった場合、還元率は約3.33%になります。もし金融機関から事業資金を借りた場合の金利はもう少し低いと思います。

さらに来店できないような事業の場合は品物を郵送するという手段になると思いますが、この場合は商品原価の他に梱包費や送料が発生します。最近話題になっている「ふるさと納税システム」ではないですが、お金を掛けずに喜ばれるリターンを考えないと、リターンによって経営が苦しくなるようではクラウドファンディングを利用する意味がありません。

それでもダメ元でチェレンジする価値はあると思います。当初のクラウドファンディングでは、一定期間内に目標金額に達しない場合はファンド不成立になりました。最近では様々なサービスが用意され、毎月定額で資金調達を行える継続型のクラウドファンディングなどもあります。さらにリターンを必要としない寄付サイトも登場しました。ちなみにマストドンの北海道インスタンスは「Enty」という仲間同士で金銭的援助ができるサービスで運営されており、私も毎月104円(手数料込み)を援助しています。

おそらくクラウドファンディングの市場はしばらく成長を続けると思います。「Enty」のような金銭的支援サイトも増えると思いますし、個人が上場して資金調達ができる「VALU」というサービスも出てきました。新たに事業を起こしたい人には嬉しい時代になっていると思います。

一方で金融機関に大きな動きは見えません。「貸出先がない」「借り手がいない」という話を誰もが聞いたことがあると思います。しかしクラウドファンディングをはじめとしたインターネットによる資金調達市場は拡大を続けていると思います。リターンの負担を考えると金融機関から借り入れるほうが楽なのですが、実績のない事業や個人にとって金融機関はハードルが高いのも事実です。銀行が必要なくなるのは、それほど遠い話ではないかもしれません。

金融機関や金融機関の融資担当者はクラウドファンディングをどのように見ているのでしょうかね