相手に理解されなければ単なる自己満足にすぎない

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先日読み終わった本に、こんなに丁寧にわかりやすく伝えようとする学者さんが居るんだと感心することがありました。いちおう私も職種がIT系だったこともあり、私のまわりは横文字や専門用語、略語が溢れていました。業界内や業界人と会話する場合はとくに問題ないのですが、やはり一般の方には聞き慣れない通じない言葉が多く、できるだけ意識して使わないようにしています。

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素人相手に横文字や専門用語を使いまくる意識高い系の困った人

では業界人同士ではきちんと理解し合えているかというと、案外そうではないと私自身感じています。横文字や専門用語は一見それっぽくカッコイイ表現に見えるのと、元々の語源が英語で都合悪くなると訳し方や解釈しだいでいくらでも誤魔化すことができます。つまり「カッコつけたいけど責任からは逃げたい、美味しいとことだけ持って行きたい」という人にはとても都合の良い言葉です。

福島第一原発事故を契機に原発廃止へ向かっていたエネルギー政策が、民主党政権から再び自民党政権に遷った際「原発は重要なベースロード電源」として原発存続へ大きく方向転換しました。このときに初めて聞く耳慣れない「ベースロード電源」とは何ぞやと思いました。さっそく「ベースロード電源」とは何ぞやと説明を求めるマスコミもありましたが、政府側の説明は何となく端切れが悪く、曖昧にして逃げ切ろうとしている印象を持ちました。

こういう事もあって私自身はできるだけ相手が知っている理解できる言葉や表現を使って話すよう心がけています。にもかかわらず先日、ある交流会で私が話した後から「それって正に〇〇〇のことです」と言った具合に、使わないよう心掛けている言葉にいちいち置き換え逆講釈してくれて場を白けさせるバカモノがいました。交流会に集まっていたのはほとんど素人、こいつが口にすることにあっけにとられていましたが、本人は一目置かれていると勘違いしていたようです。こういう人をマウンティングバカと言うんですが、少しは空気読め、お前は子供か・・・。

もうひとつ横文字や専門用語を多用する人に感じることは、言葉は知っていてもちゃんと理解していないのではということです。例えば三角形の面積を求める際に四角形の面積を求めて2で割りますが、「なぜ」2で割るのかという質問に「それが公式だから」といった答えしかできず「なぜ」という質問には答えられないと思います。こういう人にとって横文字や専門用語は自分を良く見せるためのアクセサリーのようなもの、それではいつまでたっても自分の理解者や協力者を得られず職場や世間から孤立することになります。私もこういう人とは一緒に仕事したくありません。

本当の専門家は横文字や専門用語を使わずに自分の考えを伝えることができます