ニートや引きこもりだった人がネット社会で活躍する日が来る

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ニコニコ動画を運営するドワンゴ(カドカワグループ)が、旧来の教育システム・教育方針を変える新しい形の「ネットの高校」として昨年開校した「N高等学校」注目しています。とにかくカリキュラムやシステムが画期的で、将来「N高」出身者が日本の社会を大きく変える可能性を秘めており「通信制高校卒=ニート・落ちこぼれ・引きこもり」という偏見を覆すキッカケになるかもしれません。

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教えたいことを教える教育から、学びたいことが学べる教育へ

私が一番驚いたのは学生の管理システムです。入学すると個人のメールアドレス、コミュニティツールSlackのアカウント、知的資産管理GitHubのアカウントが付与されます。コミュニケーションはSlack、カリキュラムのレポート提出はGitHubで行います。SlackもGitHubも世界標準のクラウドサービスであり、これらのサービスを活用できることは大きなメリットです。SlackとGitHubは別記事で詳しく述べたいと思います。

カリキュラムは通常の学習の他に、プログラミング、文芸小説、エンタメ、デザイン、カフェ、美容、エステなど、専門性の高いクリエイティブな人材づくりに力を入れる一方で、東大医学部合格を目指すコースまで用意されています。もちろんどのコースでも一定の単位を修得することで高校卒業の資格を得られます。使用する教材は東京書籍から提供されており、さらに東大合格コースは代々木ゼミナールの監修という本格的なものです。

今のところ肯定的な意見が圧倒的多数ですが「引きこもりやニートが減らず逆に増える(→自ら学べる機会が増えるのは別に悪くないと思う)」「集団生活ができず学校に通えない人間が社会に通用するわけない(→それは主観的な話、会社勤めが全てではないと思う)」という否定的な意見もあります。

まだ開校して1年、今年2年目に入りました。在校生は約4000人との事です。ちなみにネット上で頑張っているN高生の1人を知っています。今年4月から大ブレークしているマストドンの堀江貴文氏のインスタンスを立ち上げた若者、ホリエモン・イノベーション大学で「マストドンのインスタンス立ち上げてみたい」「じゃあやってみな」という感じで資金提供を受けて実現したと思います。

通信教育である「N高生」や「N高卒」が脚光を浴びる機会が増えることで、「通信高校卒」=「落ちこぼれ」という偏見が徐々に薄らぐ可能性があります。するとニートや引きこもりではない普通の生徒も「N高」を選ぶようになり、その相乗効果によってニートや引きこもりが優秀なIT技術者やクリエイターとしてネット社会の主役になる可能性があります。数年後には落ちこぼれと落ちこぼれを批判していた人たちの立場が逆転しているかもしません。むしろ、そのような社会になるようN高等学校には頑張ってもらいたいと思ってます。

学校に通いたくても通えない障害者の利用にも繋がって欲しいです