年長者は失敗経験を若者に伝えるべき

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ビジネス関連の話が好きなので、面白そうな記事や書籍を探して読んでいるうちに感じたことを書いてみます。結論から言うと成功者の成功体験は参考にならない実践しても成功しないと言う事です。

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成功することと失敗しないことは同じようで違います

すべての著名人の話が参考にならないとまでは言いませんが、そもそも成功には色んな条件が必要となります。社会情勢も影響しますがこればかりは個人の努力でどうにもならないです。例えば日本の高度成長期の経済成長を前提としたビジネスモデルは、経済成長が見込めない現在では通用しないと思います。

経済学を歴史的に見ても同じようなことが言えます。例えば経済学の父と呼ばれるアダム・スミスの「富国論」は当時の世界経済に大きな影響を与えました。しかし時代とともに経済は変化し、その時代の経済学者によって新しい理論が生まれています。どんなに素晴らしい理論や成功例でも永久に通用するとは限らないのです。

ひとつの理論によって最初は成功例がたくさん生まれますが、徐々に通用しなくなりやがて失敗例が増えてきます。その失敗例から学んだ人が新しい理論を産むのだと思います。「失敗は成功のもと」という諺どおり、失敗に至るプロセスを予測し起動修正することが成功の秘訣です。

書籍やブログ記事で「○○するためのたった1つの方法」のようなタイトルを良く目にします。インパクトがあってたいへん参考になるような気がしますが、こういうタイトルの記事はヒットゾーンが狭いと感じています。なぜ成功したのかという理論的な裏付けがなく、延々と成功例や儲かった話ばかりが目に着きます。つまりこの方法以外を知らないと思われ、たまたま成功する条件が揃っていただけ、それに失敗経験もなくたまたま成功できたから「たったひとつの~」という結論になっていると思います。

地球上で最強と言われた大型恐竜たちが絶滅したのは常に勝ち続けていたため環境の変化に対応できなかったからだと思います。弱肉強食の中で弱者だった小動物たちが滅びなかったのは、負け(失敗)から学んで変化に対応してきたからだと思います。

成功体験は一定条件で生まれたひとつの結果に過ぎず、同じことを実行したら誰もが成功できるわけではありません。それよりも豊富な失敗経験から学べることは多いと思います。年長者はたくさんの失敗経験を若者に伝えましょう。

成功例を参考にした成功した例はあまり聞いたことがありません