料理の成功体験をイメージさせるレシピサイト「Kurashiru」

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先日、私にとってクックパッドは使い物にならず検索の邪魔なので、ブラウザでブロック指定したことをお話ししました。最近はクックパッドに代わる料理情報サイトとして急成長中の「Kurashiru」に注目しています。今週からTVでCMが流れていますね。

料理の成功体験がイメージできるサイト「Kurashiru」

Kurashiruの最大のセールスポイントはレシピ動画です。Kurashiruは開設してまだ半年ほどですが、すでにアクセス数でクックパッドの動画コンテンツを倍近く上回っています。Kurashiruのコンテンツをエンジニア視点で見てみると、非常によく計算して作られていることがわかります。私がKurashiruのコンテンツから感じることは成功体験の提供ではないかと思います。

例えば、料理初心者レベルを10人集めてクックパッドのレシピとKurashiruのレシピを元に料理を作った場合、クックパッドのレシピを参考にして作った料理は成功や失敗を含めかなりバラツキが出るような気がします。一方Kurashiruのレシピを元に作った料理はそれなりに出来あがり極端な失敗はしないような気がします。

クックパッドを参考にすると料理の出来になぜバラツキが出るのかと言うと、コンテンツの柱となるレシピは個人の主観で統一性が無いからです。つまり元々の情報にバラツキがあるので再現性が低いと言えます。これはクックパッドが投稿サイトである限り避けられない宿命だと思います。

一方でKurashiruは専門の料理人による料理再現動画がメインです。しかも1レシピ1分前後とコンパクトにまとめられてます。その中身も単純に時間を短くするだけではなく、重要ポイントはしっかりアピールする作りになっています。使われている調理器具も統一されており、一度感覚を掴むと他のレシピでも参考になります。レシピをアップする際に、材料や分量はもちろん動画の質(見栄え、わかりやすさ、ストーリー性、ワクワク感など)も含めて楽しませることを徹底的に追求する仕事ぶりが想像できます。

クックパッドは色んな人が投稿しているため、技術レベルはもちろん使われている調理器具にもバラツキがあります。例えばフライパンの焼き物に使う油の量も、表面加工されたフライパンと鉄のフライパンでは違います。さらに感覚的な個人差も出てきます。このあたりは運営側で規制したり統一させようという動きは無いようです。

Kurashiruはプロの料理人によって統一された客観的なレシピをプロのエンジニアによってコンテンツ化されたサイト(質の良さがセールスポイント)と言うことができます。クックパッドは素人の主観的なレシピを寄せ集めたサイト(量の多さがセールスポイント)と言えます。素人の投稿による楽しさ面白さもあると思いますが、クックパッドはそこに気付いていないようです。

料理レシピに求められているのは「正しい」という情報ではなく「楽しい」というイメージを伝えることです。