AIに仕事を奪われやすいのは人件費が高い仕事

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ロボットやAIの発達によって、人間ができる仕事が減り失業者が増えると言われています。その対策のひとつとしてベーシックインカムが議論されています。しかし反対理由として「働かざる者、食うべからず」的な意見が多くみられます。真面目に働く者の稼ぎで生活しようなんて甘ったれるな、人一倍稼いでいる人は面白くないと思います。

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企業がAIやロボットの導入に期待するのは費用対効果

少し前にオックスフォード大学の准教授から「あと10年で消える仕事、無くなる仕事」が発表され話題になりました。私も発表されたリストをざっと見て、おおよそ合っていると思いました。しかしAIやロボットを導入する決定権は人間にあります。その際の判断基準は投資によって人件費が減ることです。もともと人件費が低い仕事は経営への影響も少ないと思われます。逆に人件費が高い仕事ほど検討されやすいのではないかと思います。

世界最大の投資銀行であるゴールドマンサックスは、金融取引の自動化により600人在籍していたトレーダーが現在は2名だけという激減ぶりです。代わりにシステムエンジニア200名によって運用されていますが、従業員の平均年棒は約50万ドル(約5600万円)と試算されており、よ大幅な人件費削減と同時にり質の高いサービスの提供を可能にしています。

膨大な情報量を扱い、しかも変動が激しい状況で素早く的確に分析することは高い処理能力、判断力が求められ、ゆえに高い人件費が支払われていると思いますが、このような仕事はむしろAIやコンピューターが得意とするところ、経営者なら真っ先に目を着けると思います。逆にアルバイトやパート数名で済むような仕事は、AI化ロボット化できる仕事であっても費用対効果の観点からそのまま残ると思います。つまり高所得者ほどAIやロボットに仕事を奪われやすくなるのではと思います。

戦後の高度経済成長期はブルーカラー(製造部門)の機械化によって実現しました。次はホワイトカラー(管理職、総合職)のAI化は避けられない状況になってきました。実は「真面目に働け」と言っている人ほどAI化による失業リスクが高い気がしています。

膨大な情報をもとに素早く正確に、かつ公平に裁量する仕事はAIの得意分野です