【ビジネス護身術】批判的な人はお荷物になるだけ

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自分をアピールする方法には大きく分けて2種類あると思います。ひとつは「薄っぺらい人」がよく使う「批判することで自分をアピールする方法」。もうひとつは「前向きに取り組むことで自分をアピールする方法」です。

批判するだけなら誰でもできます。代案なき批判は動くなと言っているようなものです。真面目に取り組んで貢献しようという考えはこれっぽっちもありません。プロジェクトの主導権を握るには批判することが手っ取り早いからです。その先には「A案を批判する」「誰かがB案を出す」「B案を肯定する」「B案が成果を出す」「B案の貢献者に名を連ねる」というシナリオまで出来上がっているかもしれません。

批判することが目的なので代案を出すことはしません。プロジェクトの中で主導権を握ればそれで良いのです。そもそも代案なんて無いはずです。下手に代案を出して批判でもされたら優位性が保てなくなります。しかし批判することによってプロジェクトの進行が止まることで、自分の意見が通ったような優越感を得られます。与党の案に片っ端から反対する野党のようなものです。

なので批判する人ばかり集まったプロジェクトは悲惨です。ほんのわずかな案件を批判しまくって代案は出ないのですから、終いには批判するものさえ無くなってします。批判するものが無くなってしまうと、批判されて一度お蔵入りした案件を再び引っ張り出してきて別の視点で新たな批判が始まります。もしもプロジェクトの成果が出た場合、私の批判的意見が修正に導いたという既成事実を作るのに必死です。しかし批判ばかりで誰からも代案が出ないのでいつまでも進展しません。新しいものを作ろうと口にしてもやっている事は逆のことばかり、批判ばかりの人はお荷物になるだけです。

一方で目の前の案件が一歩でも進展するよう前向きに取り組んでプロジェクトを成功に導くことでアピールする方法もあります。と言うかわざわざアピールしなくても評価されますよね。しかし残念なことに、この方法は本当に能力があって行動力のある人にしかできません。批判で有能さをアピールする人と、行動で有能さをアピールする人、どちらが信頼されるかは説明するまでもないでしょう。

ここまで記事を書いていて、ある任意団体を思い出しました。間もなく発足して3年が過ぎようとしていますが、発足当初はそれなりに活気も案件もありました。しかし1年目が終了する頃には実行力のある人の離脱がはじまり、思ったように新たな人も案件も集まらずさらに縮小、批判的傾向が強いわりに動けない人ばかりが残った3年目は絵に描いたような活動休止状態です。未だに何も成果が出せないことに納得してしまいました。

来春から始めるプロジェクトは、失敗を恐れない行動力ある人ばかり集めて「できるかな」「とにかくやってみよう」に挑戦しようと考えています。批判するくらいなら挑戦して失敗することも成果のうち、そこから新しい発見やヒントが見つかるかもしれません。

本田技研工業の創業者で私が尊敬する本田宗一郎さんは「どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである。」「大事なのは、新しい大きな仕事の成功のカゲには、研究と努力の過程に99%の失敗が積み重ねられていることだ。」という数々の名言を残されています。

批判ばかりの人はお断り、役立たずでお荷物になるからです