【ビジネス護身術】ロジカルシンキングに憧れる人

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最近のブログは「人物鑑定」シリーズのようになっていますが、いちおう想定している人物像があります。今まで適用な呼び名を考えていましたが、「薄っぺらい人」というのが今のところイメージに一番近いのでそう呼ぶことにしました。今後もよろしくお願いします。

薄っぺらい人は自己愛が強く優劣に敏感なので自らを常に自分を優位に見せることを強く意識しています。仕事ができる人の知的で理論的なイメージに憧れ自らも取り入れようと試みます。しかし自分自身が知的で理論的ではないことを自覚しているはずです。その根拠は相手が異業種や格下の場合など、明らかに自分が優位である場合にはビジネス用語に専門用語、横文字や外来語をやたらと並べて博識ぶりをアピールします。

一方で同業種や明らかに自分より精通していると思われる人の前では大人しくなり、どんな意見にも異論を唱えることなく中立的な態度でイイ人ぶりをアピールします。

ビジネスの現場でもロジカルシンキング(論理的な思考)は大切だと言われています。ロジカルシンキングを扱ったビジネス書もたくさん出回っています。ロジカルシンキングWikipediaで調べてみると「一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである」と説明されています。大まかに説明すると、先に結論を述べ、その理由を客観的なデータや事例を使って理路整然と説明するので説得力があります。

しかしロジカルシンキングも一定の効果はありますが万能ではありません薄っぺらい人はロジカルシンキングを自分の優位性をアピールする手段として上手に利用(悪用)します。その手口は、客観性を示す目的のデータや事例に自分に都合が良いものを使います。パワーポイントを上手に使いこなして視覚的にアピールしますが、数字がインチキだったり何かの文献の都合の良いところだけ使っていたりと巧みな情報操作を行います。

ロジカルシンキングは客観的なデータや事例を使うから説得力があるわけで、そこに偏った主観的なデータや矛盾だらけの事例を使っても誤解されるだけです。使用しているデータや事例の間違いを指摘されるともうその場を取り繕う言い訳のオンパレード、しかし自分の都合の良い結論だけは譲ろうとしないので理解を得られるような説得ができず最後は感情的になったりします。ちっとも理論的ではありません

ビルゲイツやスティーブジョブスが大勢の前で豊富なデータや資料を使いながらプレゼンする姿は理論的で視覚的にも説得力があります。それは使用しているデータや資料に説得力があるからです。薄っぺらい人はここがわかっていません表面的なところだけ見て「これは使える!」と思い込むのです。異性にモテる人に憧れて服装や持ち物を真似るようなものです。

そもそもロジカルシンキングは万能ではなく、使い方によっては逆効果となる場合もあります。正しいデータに基づけば必ず説得できるわけでもありません。とくにビジネスの場では交渉相手を変えるという事もできます。理詰めで正論であっても一方的な言い分ばかりで融通も利かず面白くない相手とわざわざ付き合う必要はありません人は理屈よりも感情で動く場合だってあります。薄っぺらい人はここもわかっていません

ロジカルシンキングでは、できるだけ短い言葉で表現するほうが効果的と言われています。ビジネス用語や専門用語ばかり並べて話がダラダラ長い人「薄っぺらい」可能性があるので近づき過ぎないよう注意して下さい。そもそも人の話には興味がなく自分の話ばかりなので会話が面白くありません。しかし興味がない素振りをすると「見下され不安」スイッチが入ってキレます。ロックオンされると厄介ですので全力で逃げて下さい。

薄っぺらい人はロジカルシンキングに憧れます