盲人のカメラマンに感動しました

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多少なりとも障害者支援に関わってきましたが、盲人が写真撮影をするなんて想像すらできませんでした。そんな素晴らしい方が北海道にいらっしゃいました。しかも白杖とカメラを持って1年かけて民泊のみで47都道府県を旅をされたという超が付く行動派です。

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「心」で写真を撮るということ

この方は生まれつき全盲だったわけではなく、大学院生時代に事故で失明されたそうです。写真は小学生の頃から撮っていたそうで、学生時代はアパートの部屋を暗室にするほどの写真愛好家だったそうです。彼は自分が撮る写真のことを「写心」と読んでいるそうで、大切なコミュニケーションアイテムなのだそうです。

私も含め、普通に「見る」ことができる人は、見えない物にどのようにしてカメラを向けるのかという疑問を持つと思います。私が最も知りたいことはコレでした。彼が言うには人間が持つ「五感」のうち視力を除いた「四感」で写真を撮るとのことです。まあ当たり前と言えば当たり前なのですが、ポイントは「四感」をどのように使っているのかです。

彼はもともと普通に物を見る事ができていたので、失明して見る事ができなくなっても景色を想像することは出来るとのことです。そして「四感」をフル活用して頭の中に景色を創り出してシャッターを切るのだそうです。

例えば風を感じる、その際にカサカサと枝葉が擦れる音を感じる、日差しが当たったり遮られたりする温度差を感じたとします。すると彼の頭の中には木洩れ日の景色が浮かびます。そしてカサカサと音がする方向にシャッターを切ると木洩れ日の写真が見事に撮れています。でも上手く取れているかどうかはあまり関係ないそうで、その写真を手にした相手とコミュニケーションをとることが楽しいのだそうです。

私も若いころから強度の近視&乱視、さらに数年前からは老眼も現れてきました。それでも眼鏡等の矯正で不自由なく生活することができます。ただ年々視力低下が進んでいる事は事実で、このまま視力低下が進んだり老化の影響で視力を失う日がくるかもしれません。ただ実感もなくまだ他人事のよう感じています。

四感をフル活用して見えない物を撮るというのには恐れいりました